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東シベリア-日本間のアンモニアバリューチェーンの事業化調査を開始

2020年12月24日

 JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野 哲弘)は、新技術事業戦略に基づく取組みの一環として、イルクーツク石油会社(IOC)、東洋エンジニアリング株式会社(TOYO)、伊藤忠商事株式会社(伊藤忠商事)の3社と共同で、東シベリアと日本間のアンモニアバリューチェーンに関する事業化調査を実施することを合意しました。
 JOGMECは、資源開発において気候変動問題への対応がより一層求められている状況を踏まえ、2020年7月1日に新技術事業戦略(下記参照)を定め、資源開発と一体となったCCS事業への支援を強化する方針を打ち出しました。さらに、12月23日にはJOGMECのCCS事業に関するこれまでの取組みと今後の活動方針を公表(下記参照)、これまで培ってきた技術ノウハウを最大限活用したCCS事業に関する技術開発・本邦企業支援等に取り組むとともに、炭化水素からの新たな資源を創出するため、国内外企業との連携による燃料アンモニア事業を推進することとしています。

 アンモニアは、燃焼時に二酸化炭素を排出しないため、大量のエネルギーが必要となる火力発電所、船舶用エンジンの次世代燃料として有力視されています。JOGMECはIOCと2020年7月に締結した覚書に基づき、TOYOと伊藤忠商事への委託調査として、IOCが生産する水素をアンモニアに変換し、日本へ輸送するバリューチェーンの事業化調査を実施します。
 今後は、IOCが生産する天然ガスとCCSやCCUの組み合わせを検討し、低炭素アンモニア量産と輸送体制の調査を進める計画です。将来的には、これら低炭素アンモニアを火力発電所の燃料として日本に供給することへの貢献が期待されます。
 我々は、4者が保有する技術、知見を活用した連携により、東シベリア-日本間のアンモニアバリューチェーンの確立に貢献し、低炭素社会の実現に向けた取り組みを推進します。

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